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ルーベンスの絵の女性

ルーベンスと言えば、バロック時代に、肖像画、風景画など、さまざまなジャンルの絵画を生み出した画家ですが、アニメの「フランダースの犬」で主人公のネロが、最後の力を振り絞って見た絵画の作者としても知られています。

このRubens (ルーベンス)という名前の形容詞 Rubenesque には、 「ルーベンスの絵に描かれている女性のように、美しく太った」という意味があると、夫から聞いたことがあります。

fat は、否定的な響きがありますが、Rubenesque は、そうとも限らないようです。

辞書を見ると、plump や rounded 「肉付きの良い、太り気味の、ぽっちゃりした、丸々した」という定義が載っています。

個人の好みもありますが、時代や土地柄などにより、太っていることが、美しいとされることもありますね。 

ファッションモデルのような美しさもあれば、Rubenesque のような美しさもありますね。

そして、My wife is Rubenesque. (私の妻は、ぽっちゃりしている。)と言うことも可能なわけですが、これをポジティブにとるか、ネガティブにとるかは、人それぞれでしょうね。

Rubenesque という語は、ルーベンスの描く女性を知らなければ、意味が理解できないように、言葉を学ぶということだけではなく、いろいろな分野に興味を持ち、幅広い知識を身につけることは大事なことだなあと思いました。

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No title

Yurikoyamaさん、こんにちは。

fatに比べて品のある響きのように思えます。
ルーベンスというと、今、国立西洋美術館でルーベンス展をやっています。
観に行く予定はないのですが、昔の絵のモデルはふくよかだったのですね。美しさの基準が今とは違っていたのかもしれませんね。

Re: No title

sara さん、こんばんは。
いつもありがとうございます。

そうですね。Rubenesque は、品もあり、しゃれた感じの言葉ですよね。
外国語を習うときは、まず fat のような基本の単語を覚えますけど、ニュアンスの違ういろいろな言い方があるものですね。

「ふくよか」という言葉は、いいですね。Rubenesque のよい訳だと思います。ありがとうございます。

ルーベンス展のことは、知りませんでした。日本の都市では、素晴らしい絵画展がよく開催されるので、これからも楽しみです。
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プロフィール

Author:Yurikoyama
アメリカ人の夫と息子と三人家族です。高校ではバージニア州のハイスクールで交換留学生として1年間過ごし、その後日本の大学でフランス語を学びました。
いろいろな言語に興味があり、現在はスペイン語もぼちぼち学習しています。

アメリカのニューメキシコ州、テキサス州で12年、香港で6年、そして2018年から約3年大阪で住み、2021年12月にアメリカのペンシルベニア州に引っ越してきました。
息子はニューヨーク州にある大学で寮生活をしており、これからリタイアした夫と二人の生活です。。。

日常、気になった言葉や表現について書いています。
よろしくお願いいたします。

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